『もののけ姫』に登場するキャラクターで人気が高いのはサンですが、負けずと人気が高いのはやはりアシタカですよね!何よりかっこよく、サンをいつでも守る姿に女性ファンは魅了されています。
そんなアシタカですが、最後故郷である村には帰らずタタラ場に残ります。なぜ村に帰らなかったのでしょうか。また、アシタカは猪神に呪いをかけられてしまいますよね。その呪いは最終的に解けたのでしょうか。今回は、
- もののけ姫でアシタカが最後タタラ場に残るのはなぜ?
- アシタカの呪いは解けたのか?
について考察していきたいと思います。
ネタバレを含みますのでご注意ください。
もののけ姫でアシタカが最後タタラ場に残るのはなぜ?
映画もののけ姫の豆知識。
— 揚げどり (@_Aokame_t4k0p) August 13, 2021
宮崎駿監督は物語のその後についてインタビューを受けています。「2人はずっと良い関係を続けていくと思います。それからアシタカはサンやタタラ場の人たちのために大変な努力を払います。それでも彼はそれを曲げることなく生きていこうと思い続けるでしょう」#もののけ姫 pic.twitter.com/UTH5uUd9Af
アシタカが村に帰らずタタラ場に残った理由は、
村に帰らなかったのではなく帰れなかったから
アシタカは村を出たときに髷を切っていますよね。このシーンの意図は宮崎駿監督いわく、人の世界の住人ではなくなること、二度と村を出入りできなくなることを意味しているそうです。そのため村を出たときからカヤとの婚約も解消されているという意味です。
このときからアシタカは死を覚悟していたのかもしれませんね。村やカヤとの別れ、死までも考えていたアシタカは多くの葛藤と闘っていたのかもしれません。
アシタカの呪いは解けたのか?
アシタカの呪いは解けた?
このタタリ神になっていた猪は「ナゴの守」という、名のある猪神です。
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) August 13, 2021
エボシ率いる石火矢衆に深手を負わされ、タタリ神になっていました。
アシタカの放った矢によって絶命しますが、引き換えにアシタカに死の呪いをかけました。#もののけ姫 pic.twitter.com/Z4rKLt5PNo
結論からいいますと、
最終的には解けたが完全には解けていない
最終的にシシ神の頭をデイダラボッチに人間の手で返すことで呪いは解けるのですが、アシタカの右腕にはアザが残っていましたよね。アザが完全には消えていないことから、呪いが全て解けたとは言い切れません。
なぜアザが消えなかったのかといいますと、こちらはあくまでも憶測になりますが、犯した過ちを忘れるなというメッセージが隠されているのではないかといわれています。
人間は同じ過ちを繰り返してしまう生き物だということから、制作陣によって込められたメッセージの可能性が高いようです。
アシタカがかけられた死に至る呪いとは?
アシタカがタタリ神からくらった呪い
— ダンナ@来年も来て (@no0241) October 26, 2018
身体能力や戦闘能力を上げる代わりに怒りや恨みが爆発するとタタリ神化していって命を少しずつ奪っていくっていう設定知らんかった
これを踏まえた上でヤックルが撃たれた場面のアシタカよく見て下さい
アザが急速に広がります
しんどい pic.twitter.com/tEWVacWwoe
アシタカはタタリ神に姿を変えてしまった猪神によって「死に至る呪い」をかけられました。この呪いは、猪神の怒りや悲しみなど負の感情が現れることで少しずつアシタカの体をアザが蝕んでいきます。
そしてこの呪いはアシタカの行動にも影響を及ぼし、アシタカの意識に反する動きをするため意図的ではなく凶暴な力が入ってしまう場合もあります。
つまりこの呪いはアシタカの体だけでなく、周りをも傷つけようとする呪いだったのです。作中でも矢を射ると恐ろしいほどの力が入ってしまい、両腕を切り飛ばしてしまうシーンがありましたよね。
アシタカは自分でも驚くほどの力が働いてしまう恐ろしい呪いをかけられてしまいました。
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まとめ
今回は「もののけ姫のアシタカがタタラ場に残るのはなぜ?呪いは解けたのか考察!」について考察してきました。結果として、
- 村を出るときに村との別れや死について考えていたため、帰らなかったわけではなくもう帰れなかった
- 呪いは解けたが、過ちを繰り返さないよう右腕にはアザが残っていた
という結果でした。
アシタカが村を出るときからさまざまな葛藤をしており、大きな決意をしていたと考えると胸が苦しくもなりますね。物語を観終えたときには、多くのことを考えさせられる作品です。
皆さまも『もののけ姫』をご覧になってみてはいかがでしょうか。