頻繁に掃除機はかけているけど、なぜかフローリングに黒ずみが出来てしまって、しかも結構落とすのが大変ですよね。
掃除と言えば、窓サッシのカビや洗濯槽のカビにも使える重曹が有名ですが、洗剤の種類が多くて、結局フローリングの黒ずみには何が一番良いか分からないという方も多いのではないでしょうか?
数ある洗剤の中で、日頃から何かと重宝する「重曹」と「セスキ」を中心に、
- フローリングの黒ずみ掃除には重曹とセスキのどっちを使うべきか
- 重曹での黒ずみの落とし方
- セスキでの黒ずみの落とし方
以上の内容で解説していきます。
フローリングの黒ずみ掃除には重曹とセスキのどっちを使うべき?
掃除したけどフローリングの黒ずみが気になる
— 屑 (@N_noro__) June 4, 2021
洗剤買わないと pic.twitter.com/pK3NyJVIYp
結論として重曹とセスキ、どちらでも落とせます。
重曹とセスキはどちらも同じアルカリ性の性質を持っているので、皮脂汚れや油汚れといった酸性の汚れを落とすことが得意です。
ただ、重曹は水に溶けにくく研磨効果も高いため、気をつけて使用しないとフローリングのコーティングが剥がれてしまう可能性があります。
また、重曹とセスキがアルカリ性であるが故、床の素材によっては使えない場合もあり、特に無垢材や白木が使われていれば注意が必要です。
無垢材や白木は床に薬剤が浸透してしまい、フローリングが変色したり傷んでしまったりする場合があります。
また、無垢材や白木以外のフローリングでも、重曹やセスキを使用することでコーティングが溶けてしまうことがあるので、目立たない場所で一度試してみてから使用しましょう。
黒ずみを重曹で落とす方法は?
重曹使って雑巾掛けしたら気持ち良すぎる件😃✨✨✨ pic.twitter.com/0NVFmiFY8e
— あら煮 (@Tensai_Karyudo) July 12, 2021
床掃除で重曹を使う場合は重曹水を作って使いましょう。
重曹水とは、重曹を水で溶かしたシンプルなものです。
重曹水の作り方
用意するもの
- 重曹(食用・掃除用・工業用どれでも可)
- 水
- スプレーボトル(あれば便利)
- 雑巾
重曹は上記のようにどの種類でも問題なく汚れを落とせますが、食用は他のものに比べて高価であるため、掃除のために新たに購入するのであれば、掃除用や工業用をオススメします。
作り方
水100mlに対して重曹小さじ1杯(5g)を入れ、1分ほどかき混ぜるだけです。また、スプレーボトルがあれば重曹と水を直接ボトルに入れて振って混ぜるだけで完成します。使用する際も吹きかけて使用できるので、かなり掃除のハードルが下がりそうですよね。
重曹は多ければ多いほど洗浄効果が高まると思われがちですが、水に溶けにくい性質もあるため、入れ過ぎてしまうと完全に溶けず残ってしまうのでなるべく上記の割合に近い量で作るのがポイントです。
また、重曹水は作成後1週間ほどで使い切る必要があるため、あらかじめ適切な量を作ることを心がけましょう。
重曹水の使い方
重曹水での床掃除の手順
- 掃除機でゴミを吸い取る。
- 重曹水を含んだ雑巾などで拭く。
- クエン酸水を使うとより効果的。
重曹で床を拭いた後、クエン酸水で拭き取ってあげるとより効果的です。
クエン酸は酸性のため、重曹では落としきれない水垢などのアルカリ性汚れを落とすことができ、消臭・除菌効果も期待できるため、リビングやキッチンの清潔をより一層保てます。
注意点
- フローリングのワックスを溶かしてしまうので高濃度の重曹水は使用を控えましょう。
- 無垢材や白木には重曹は使用できないので必ず床の材質を確かめましょう。
- 肌荒れ予防のため、ゴム手袋を着用しましょう。
黒ずみをセスキで落とす方法は?
前に取材で「もしも休みが1ヶ月取れるなら家中の掃除がしたい」と言ったくらい、実は掃除好きです。
— 須田 陽 Minami Suda (@imanim_adus) March 30, 2020
セスキ水を作って床掃除をしたり、ジフでベランダや玄関掃除をしたり…。
今日もサッサと終わらせて、スコア勉強しないと!💦 pic.twitter.com/LVMa2swTNS
重曹と同様、セスキも水に溶かして使用します。
セスキは重曹と比べてアルカリ性が強いため、分量や手荒れには十分気をつけてください。
セスキ水の作り方
用意するもの
- セスキ炭酸ソーダ
- 水
- スプレーボトル
- 雑巾
作り方
水200mlに対してセスキ小さじ2分の1(2~3g)を入れかき混ぜて作ります。作り方もほとんど重曹水と同じですが、分量が違うため注意が必要です。
セスキ水の使い方
セスキ炭酸ソーダでの床掃除の手順
- 掃除機でゴミを吸い取る。
- 汚れにセスキ水をスプレーする。
- 雑巾で汚れを拭き取る。
- 乾拭きをする。
掃除する範囲が広い場合は、先に水拭きで大まかに掃除しておくと、水拭きでは落としきれなかった汚れをセスキ炭酸ソーダで落とせるため、より効率良く掃除ができます。
注意点
- セスキは洗浄パワーが強いため濃度の高いセスキ水は使用を控えましょう。
- 汚れにスプレーしたセスキ水が残ってしまわないよう、すぐに拭き取りましょう。
- 無垢材や白木には重曹は使用できないので必ず床の材質を確かめましょう。
- 重曹よりも強いアルカリ性であるため、ゴム手袋は必ず着用しましょう。
まとめ
フローリングの黒ずみ掃除における重曹とセスキの違いやそれぞれの使い方について解説しましたがいかがでしたでしょうか。
結論として
- 床材の材質などを確認し、どちらを使用するか決めた方が床材を痛めるリスクがなくなる
- フローリングの黒ずみ掃除には重曹とセスキのどちらでも使用できる
- 重曹もセスキも水に溶かして掃除液を作成し吹き上げるだけだが、分量や手荒れなどに注意が必要
とまとめることが出来ました。
フローリングの黒ずみ汚れの主な原因は足の皮脂や油による酸性汚れなどが原因です。床の上を歩いたり、食事をしたり、料理をすることはどれも日常生活では欠かせないことなので、酸性汚れって避けられないですよね。
ただ、上記の説明のように重曹やセスキは、とても使い勝手もよく身近な存在であるため、フローリングが黒ずんできたなと感じたら、ササっとすぐに使える強い味方です!
汚れを放置しておくとカビの原因にもなるので、重曹とセスキのどちらかを常備しておき、こまめに拭き掃除を行いお家の清潔を保ちましょう!