ナウシカの王蟲の正体は人工生物!モデルはダンゴムシやモスラ?

「風の谷のナウシカ」に登場する王蟲(オーム)はインパクト抜群なので劇中の存在感が半端じゃないですよね。

ナウシカと王蟲の心が通じているようなシーンもあり、見た目は独特ですが不思議な力と不思議な魅力があるキャラクターではないでしょうか。

そこで今回は、

  • 風の谷のナウシカの王蟲の正体は何なのか?
  • 風の谷のナウシカの王蟲のモデルはダンゴムシやモスラと言われている?

ということについて考察していきたいと思います。

ネタバレを含みますのでお気を付けください。

目次

風の谷のナウシカの王蟲の正体は?

王蟲の正体は映画では明かされていませんが、漫画では正体が描かれています。

王蟲の正体は旧人類が作り出した人工生物だったのです。

旧人類たちは、腐海を守るために王蟲を作り出しました。

腐海の王として君臨する王蟲は、とても賢い生き物で、映画を観ていると強い精神を持っていることが伺えます。

王蟲がどのような生き物なのか、詳しく調べてみました。

王蟲について詳しく解説!

王蟲は腐海に住む蟲の中でも最大の生き物で、高い知性を持った生き物です。

幼生の時は体長50cmほどですが、脱皮を繰り返していくことで成体になると80mを超える個体も。

水中でも活動することができますが、地上に棲み、腐海にある大木『ムシゴヤシ』が大好物。

  • 目の色は青、怒ると赤、気絶すると灰色
  • 王蟲の抜け殻は超硬質セラミックを上回る強度で軽量
  • 体液は青で、口内には治癒能力のある無数の金色の触手がある

ナウシカやユパが持つ剣は王蟲の抜け殻を利用して作られていて、剣のみならず戦闘機の外装にも使用されています。

そして目のドーム部分はガラスと同じ役割を果たしてくれるため、とても貴重なもの。

王蟲の抜け殻はお宝のようですね。

王蟲の怒りは人間への警鐘!

王蟲は人間の愚かな行動に怒ると、目を赤くして大群で押し寄せ、命が尽きるまで突っ走るのです。

王蟲のこの行動を『大海嘯』と呼び、命が尽き果てた王蟲が苗床となって腐海が形成されていきます。

映画では登場人物の大ババ様の「王蟲の怒りは大地の怒り」というセリフがありますが、

王蟲は自然界や蟲たちに対する非礼な行動による悲しみから怒り、破壊し尽くすのです。

しかし、争いの心を持たない人間や何かを守ろうとする人間には、優しさがわかる慈愛に満ちた行動をします。

そういった人間の気持ちを汲み取ることができる王蟲は、かなり高い精神性があることが考察できます。

王蟲のモデルとなったのはダンゴムシやモスラ?

宮崎駿監督は何をモデルに王蟲を描いていったのか気になりますね。

調べたところ、

宮崎駿監督は王蟲について何をモデルに描いたのかは言及していません。

しかし、宮崎駿監督は1961年公開の映画「モスラ」を観に行き、深く影響を受けたそうです。

モスラの幼虫は確かに王蟲に似ていて、ナウシカを製作していくうちに宮崎駿監督は「モスラ」を思い出していたかもしれないですね。

また、王蟲は水中にも適応していることから、三葉虫やダンゴムシをイメージしたとの話もあります。

宮崎駿監督は明言していないので、あくまで想像でしかありませんが、王蟲を見ると色々なものを連想できるところも映画を観る面白いポイントになるのではないでしょうか。

王蟲の鳴き声はギター音!

2011年にギタリストの布袋寅泰さんがTwitterに衝撃的なツイートをしました。

ナウシカの王蟲の鳴き声は僕のギターなんだよ。

私は事実を知るまでギターだとは全く気づきませんでした。

しかも、ナウシカの音楽を担当していた久石譲さんから、「ギターで泣いてくれ」と頼まれたそうです!

布袋寅泰さんは、とても貴重なお話をしてくださったと思いませんか?

ナウシカを鑑賞する際は、王蟲の鳴き声を注意して聞いてみるのもポイントの1つになりましたね。

まとめ

風の谷のナウシカの王蟲について考察してきました。

結論とすると、

  • 王蟲は旧人類が作り出した人工生物で、高い知性を持った生物
  • 王蟲の抜け殻は超硬質セラミックより強度があり、剣や戦闘機などに利用されていた
  • 王蟲のモデルは明かされていないものの、宮崎駿監督は映画「モスラ」に影響を受けていた
  • 王蟲の鳴き声は布袋寅泰さんのギター音

ということが考察できました。

ナウシカの重要キャラクター王蟲を深堀りしていくと、知らなかったことがたくさんあって面白いですね!

考察した内容を頭に置いて、再び「風の谷のナウシカ」をご覧になってみてはいかがでしょうか?

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