【風の谷のナウシカ】腐海が生まれた理由を解説!正体と役割を考察

風の谷のナウシカに出てくる腐海は、人間にとって肺が腐ってしまうほどの汚染された場所で、マスクなしではいられないと言われている場所です。

そこに生息するのが瘴気という毒を吐き出す植物で、腐海には多くの瘴気が生息しています。

そんな腐海から生物や人間を守ろうと奮闘するナウシカの姿が描かれていますが、その腐海の正体とは一体どんなものなのでしょうか。また腐海が生まれてしまった理由は何だったのでしょうか。

今回は、

  • 風の谷のナウシカの「腐海」の正体と真実は?
  • 腐海が生まれた理由は?なぜ?
  • 腐海の役割は何?

について考察していきたいと思います。

ネタバレを含みますのでご注意ください。

目次

風の谷のナウシカの「腐海」の正体と真実は?

腐海ってなに?

腐海については物語の冒頭で説明がありましたよね。

「巨大産業文明が崩壊してから1000年、錆とセラミック片に覆われた荒れた大地に、腐った海と呼ばれる有毒の瘴気を発する菌類の森が拡がり、衰退した人間の存在を脅かしていた」と説明がありました。

環境が悪いため腐海に入る際は必ずマスクをしなければならないほど、空気が汚染されているようです。ナウシカたちはこの腐海が世界汚染の原因だと思っていたため、腐海を焼き払えば世界は浄化されると思っていました。

腐海についてこの説明だけを見ると腐海は人間に害がある、悪いもののように捉えられますよね。

ですが調べてみたところ、真相は全く違うものだったのです!

腐海の正体とは?

腐海の正体は、

人間が汚染しつくした世界を浄化する装置

だったのです!

この装置は人間によって作られた装置で、地球を汚染から守るための装置です。ですので腐海は人間に害があるものではなく、人間を害から守るために作られた装置だったようです。

ナウシカがこのように気づいたのは、ナウシカが腐海の底に落ちたときでした。腐海の底には毒はなく、澄んだ空気に溢れていました。つまり腐海が世界を汚染しているのではなく、世界そのものが汚染されていることに気づいたのです。

腐海が生まれた理由は?なぜ?

腐海が作られた理由は、

汚染された世界を浄化することが目的

でした。

腐海が作られた背景には「火の七日間(戦争)」という表現が大きく関わってきます。

「火の七日間(戦争)」という言葉は冒頭で出てきており、世界をも焼き尽くしてしまった大きな戦争のことです。その戦争から生き延びた人が辿り着いた場所が小さな国である風の谷でした。

この戦争の前後のことを「旧世界」と呼んでおり、その世界は生きることに対しての光が見えず絶望しかない世界だったそうです。そんな世界を変えようと出した答えが汚染された環境も支配されている人間も取り換えることでした。

そこで旧世界の人間によって作られたものが「腐海」という汚染を浄化する装置だったのです。

腐海の役割は何?

腐海の役割は、

人間によって汚染された環境を浄化する

ことです。

環境汚染から人間を守ってくれるものだったのも関わらず、ナウシカたちは汚染は腐海のせいだと思っていましたね。

私も腐海はかなり汚染されていて、このせいで世界が汚染されているのか~と思ってしまっていました。

のちに腐海は環境汚染から守るために作られたものだと知ってから、旧世界の人たちに感謝の気持ちさえ湧いてきました…(笑)

まとめ

今回は「【風の谷のナウシカ】腐海が生まれた理由を解説!正体と役割を考察」について考察してきました。

結果として、

  • 腐海とは人間が汚染した世界を浄化する装置のこと
  • 旧世界の人々が汚染された環境から世界を守ろうと作られたのが腐海

ということがわかりました。

目に見えるものがすべてではなく、過去の過程や背景まで見てみるとまったく違う答えが出てきたりするものだなと感じました。

腐海については映画ではそこま詳しく描かれていませんでしたよね。もっと詳しく知りたい方は漫画を読んでみることをおすすめします!

皆さまももう一度『風の谷のナウシカ』を観返してみてはいかがでしょうか。

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