「天空の城ラピュタ」には多くの有名な名言やセリフが登場しますが、その中の一つ「バルス」という呪文をご存知ですか?
滅びの呪文として使われる「バルス」という呪文ですが、使い方や込められた本当の意味とは一体何なのでしょうか。
そして「バルス」の語源はどこからきているのでしょうか。
今回は、
- ラピュタの滅びの呪文「バルス」の使い方は?
- 「バルス」の意味と語源は?ロシア語?
について調べてみました。
ネタバレを含みますのでご注意ください。
ラピュタの滅びの呪文「バルス」の使い方は?
バルスという言葉はどこで使われた?
ラピュタのムスカ落下シーン
— アニメの都市伝説 (@anime_denset) April 3, 2023
天空の城のムスカは
バルスによってラピュタが崩壊する時
ちゃんと瓦礫と一緒に落ちていく
シーンが描写されている pic.twitter.com/xf41Ofq4hv
バルスという言葉が登場するのは物語の終盤です。
使われているシーンとして、パズーとシータがラピュタに到着し、飛行石を手にしたムスカ大佐。ムスカ大佐は自身が末裔のひとりであることを明かし、部下である軍の兵たちを滅ぼしてしまいます。
その行動に怒りを持ったシータはパズーとともに滅びの呪文である「バルス」を唱えます。
すると呪文によって飛行石は強い光を放ち、その光によって城は崩壊します。ムスカの瞳は光に弱く、放たれた光の強さで視力を失います。
そして崩壊する城と一緒に海の底へと落ちていくのでした。
バルス祭りとは?
■バルス祭りのあと
— 西浦孝次|『血流がすべて解決する』等、一般書をプロデュース|動画配信中|出版就活支援12年目 (@k_nishiura) April 13, 2023
金曜ロードショーで『天空の城ラピュタ』が放送された際、そのセリフのタイミングで一斉に「バルス!」とツイートする。
みんなで参加する、まさに「祭り」と呼べる一体感があり、時にはサーバーがダウンすることもあった。
今となっては風物詩化してきているようにも感じる。
→ pic.twitter.com/qgXfBQjUe5
「バルス」という言葉は天空のラピュタで有名になった言葉ですが、今ではネット用語として「バルス祭り」という言葉が使われているのをご存知ですか?
「バルス祭り」の意味は、
地上波で天空の城ラピュタが放送された際のバルスのシーンまでのカウントダウンや、それと同時にSNSにツイートが行われること
とのことでした。
地上波で放送されるとTwitterでは「バルス祭り」がトレンド入りするなど、毎回この「バルス祭り」が開催されるそうです!
中には実況をしながら作品を観ている方もいらっしゃるそうで、SNSでの反応を見ながら作品を観るのも面白そうですよね!
「バルス」の意味と語源は?ロシア語?
「ここはお墓よ。あなたと私の。国が亡びたのに、王だけ生きてるなんて滑稽だわ」
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 30, 2019
「どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんのかわいそうなロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ」#ラピュタ #天空の城ラピュタ #パズー #シータ #ムスカ pic.twitter.com/SyUy501HT2
「バルス」という言葉は
ラピュタ語で閉じろという意味
ですがネットでは消えろ、滅びろという意味としてニュアンスになっています。つまりラピュタを崩壊させるという意味が込められています。
そしてバルスの語源についてはさまざまな憶測がありましたので、いくつかご紹介します。
ロシア語?
ロシア語ではないかといわれる理由として、バルスというのはロシアの軍用機用のレーダーを指します。そのためロシア語からきているのではないかといわれています。
トルコ語?
バルスという言葉はトルコ語で平和を意味する単語といわれています。正しい発音はバルシュと少し異なりますが、世界に平和をもたらすためにラピュタが崩壊したという物語の内容からトルコ語ではないかといわれています。
マッドメンから引用?
少年漫画である『マッドメン』は諸星大二郎さんにより近代化により失われ行く神話と伝統が描かれた作品です。
この作品に「バルス」という言葉が登場しますが、飛行機や鳩という意味で使われています。宮崎駿監督は諸星大二郎の作品に強い影響を受けているそうで、引用されたのではないかといわれています。
まとめ
今回は「ラピュタの滅びの呪文「バルス」の使い方と意味!語源はロシア語?」について調べてみました。
結果として、
- 「バルス」はラピュタ語で閉じろという意味で、崩壊させるという意味も込められている
- 語源についてはさまざまあるが、バルスがトルコ語で平和を意味する単語であり、物語の内容にも合っているのでネットではトルコ語ではないかといわれている
という結果でした。
考察を交えたうえでもう一度作品を観てみると、また新しい発見ができるかもしれませんね!
皆さまも「天空の城ラピュタ」を観てみてはいかがでしょうか。