宮崎駿監督の代表作とも言える『魔女の宅急便』ですが、実は多くのメッセージや監督が視聴者に伝えたいことが多く込められた作品です。この作品を通して監督が伝えたかったこととは何だったのでしょうか。
また『魔女の宅急便』の魅力についても見ていきたいと思います。
今回は、
- ジブリ映画「魔女の宅急便」が伝えたいこと・メッセージは何?
- 魔女の宅急便の魅力は何?
について考察していきたいと思います。
ネタバレを含みますのでご注意ください。
ジブリ映画「魔女の宅急便」が伝えたいこと・メッセージは何?
海に浮かぶ街を探し出した #キキ。カモメたちが楽しそうにキキの周りを飛び回るのは、思い描いていた町🏘を見つけ気がはやるキキの気持ちを察知したかのようですね😊#魔女の宅急便 #ジジ #ジブリ #宮崎駿 #金ロー pic.twitter.com/6O8zLIFgfv
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) March 27, 2020
宮崎駿監督の作品に対する意図は
甘やかされて育った少女を描いていた
と思います。
「辛かったらいつでも帰っておいで」と優しい言葉をかけてくれたキキのお父さんですが、宮崎駿監督は自分の子供にこのような言葉を掛けることが子供が成長できない原因なんだとおっしゃっています。
制作された当時は子どもを甘やかしすぎていると話題になっていた時代で、そんな世界に声をあげた作品の一つがこの作品だったそうです。
ですが宮崎駿監督自身がキキを愛おしく思っている気持ちには嘘はありません。自分の意志を持つことができないキキが、作品を通して成長していってほしいという願いも込められているのかもしれませんね。
魔女の宅急便の魅力は何?
魅力①成長過程を作品を通して見届けることができる
◎本日、8月2日は「#パンツの日」です。
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) August 2, 2021
『魔女の宅急便』では意図的にパンツが見えるように描かれました。
そのことについて、宮崎駿監督は
キキはまだ未熟であり、人前で恥をかき成長していくという、通過儀礼として描いたことを語っています。 pic.twitter.com/m44WhfHW6s
『魔女の宅急便』はキキという一人の少女の成長を描いた作品内容になっています。つまり、
子どもだったキキがさまざまな経験を経て大人の女性になっていく過程を見ることができる
始めの方は世の中の暗い部分を知らず、純粋な期待を抱いて街に来たキキでした。ですが想像していた世界とはかけ離れた現実世界にショックを受けている様子もありました。
そんな世界を必死に受け入れようとするキキですが、時には落ち込んだり悲しくなったりとこの街に来てから多くの感情を経験しました。その経験のおかげでキキはみるみると大人の女性に成長していきます。
その過程を物語で見届けることができることは視聴者としても感慨深く、こんなにも成長できるんだなと感心する部分でもあります。
魅力②キキの素直さや純粋さが可愛い!
店番をしていた #キキ が、あまりに暇なので #ジジ に向かってグチをこぼしているこのシーン。顔と手の変化だけでキキの気分を表しています。鈴木プロデューサーによると、このシーンも多感な時期である思春期を、とても表情豊かに描くことで表現したものです。#魔女の宅急便 #ジブリ #宮崎駿 #金ロー pic.twitter.com/gw1PRY47YZ
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) March 27, 2020
物語の主人公であるキキはとにかく努力家で表情が豊かな13歳の女の子です。そんなキキは
好奇心旺盛で優しい心を持っており、印象に残っているのはやはり頭に付けている赤いリボン
ジブリの赤いリボンと言えばキキ!と言えるほどキキには赤いリボンの印象が強いと思います。
何に対しても頑張り屋さんなキキですが、時には落ち込む時もあります。ですが翌日には切り替えて笑顔を浮かべている本当に魅力が多く詰まった女の子です!
沢山の魅力が詰まったキキは、ジブリキャラクターの中でも人気が高いキャラクターです!
まとめ
今回は「魔女の宅急便で伝えたいことを考察!メッセージと魅力は何?」について考察してきました。
結果として、
- 想像していた世界とは違った世界で一人の少女がどう成長するのかを描いていた
- 作品を通してキキの成長過程を見届けることができるのが魅力
という結果でした。
『魔女の宅急便』は可愛らしく愛おしいキキの成長を感じることができ、大人になってから観るとまた違った見え方ができる作品です。
皆さまも一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。