千と千尋の神隠しの時間経過はどれくらい?車の葉っぱやほこりだらけの違和感を考察!

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千と千尋の神隠しのラストでは、千尋たちが乗っていた車に葉っぱや埃がまみれ、かなりの時間が経っているのがわかります。

いったいどのくらいの時間が経っていたのか、とても気になりますよね。

そこで今回は、

  • 『千と千尋の神隠し』時間経過はどのくらい?
  • 『千と千尋の神隠し』車の違和感

について考察していきたいと思います。

ネタバレを含みますのでお気をつけ下さい。

目次

『千と千尋の神隠し』時間経過はどのくらい?

『神隠し』は日本では古来から信じられていて、それがどんなものなのかというと、

人間がある日忽然と消え失せる現象。神域である山や森で、人が行方不明になったり、街や里からなんの前触れも無く失踪することを、神の仕業としてとらえた概念。

Wikipedia

と説明されています。

突然消えてしまった人間が、数日~数年経って突然戻ってきたということもあり、私たちにとっては不思議で仕方ない現象ですよね。

千尋たちは神様がいる世界に迷い込み、映画を見た感じだと、その世界で過ごしたのは数日に感じました。

数日説と数か月説がある

どのくらいの時間が経過したのか調べてみると、数日説と数か月説が多く見られました。

数日説を検証してみると、

  1. 千尋と両親があの世界に迷い込み、両親がブタにされてしまい、千尋は湯婆婆と契約を結ぶ
  2. 湯屋で働くことが許された千尋は、お腐れ様を元の神様に戻した
  3. ハクが銭婆の刺客に深手を負わされ、千尋はハクの救助をしてカオナシの暴走に遭う
  4. 千尋は銭婆の元へ向かい、無事に到着する
  5. 千尋とハクは自分の本当の名前を思い出す
  6. ブタにされた両親が人間に戻り、千尋と元の世界に戻る

この出来事は同じ日に起こったこともあるので、一概に6日間とは言えません。

しかし、明らかに一連の出来事を加味しても数日間に感じますよね。

それでは数か月説を検証してみようと思います。

数か月の根拠としては、

千は湯屋でしばらく働いているかのように『リンと千は今日から大湯番だ』と言われていました。

『今日から』という言葉が入ると、結構な期間働いているという印象を受けますね。

結局、映画の中ではどのくらいの期間千尋が湯屋にいたのかは、明らかになっていません。

宮崎駿監督の見解

インタビューを受けた宮崎駿監督は、

『千尋が湯屋にいた期間は2か月くらい』と答えています。

あの世界と現実世界では、時間経過の感覚はかなり違うのでしょうね。

映画を見たところでは数日に感じましたが、2か月過ぎていても不思議ではありません。

『千と千尋の神隠し』車の違和感

千尋と両親は無事に元の世界に戻ることができましたが、戻ってきた際、車の状態は最初とかなり変化していました。

最初に着た時とかなり様子が違いますね。

草は伸び放題、車内はほこりだらけ、車上には落ち葉が落ち放題で、かなりの期間放置されていたと考えられます。

しかし、

葉っぱはまだ色づく前で『寒い』などの発言がなかったので、季節が変わる前には戻ってこれたと考察ができるのではないでしょうか。

バッテリーは上がっていなかった!

千尋の父親が車のエンジンをつけると、無事にエンジンがついたのです。

一般的に車は1年ほど放置するとバッテリーが上がってしまい、エンジンがかからなくなるとのこと。

そしてシーンを見る限り、年単位で放置していたら雨風にさらされ、もっと車の塗装も色あせてしまうのではと思えました。

トンネルにも違いが!

行きと帰りではトンネルの様子もかなり違うことにお気づきでしたでしょうか?

入口と出口では全く違う様子に驚きますね。

千尋たちはトンネルに入る前からすでにあの世界に迷い込んでいたのではないでしょうか。

『神隠し』とは恐ろしい現象ですが、入口と出口がしっかり分けられていることに少し寂しさを感じました。

物語だから寂しさを感じるのかもしれませんね。

実際に神隠しに遭ってしまったら、きっと記憶も曖昧でそんな風に感じることもないのでしょう。

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まとめ

千と千尋の神隠しの時間の経過や車の違和感について考察してきました。

結論とすると、

  • 千尋たちがあの世界にいた時間は、数日説と数か月説がある
  • 宮崎駿監督は『2ヶ月くらい』と明言している
  • 草木が伸び、車内はほこりだらけ、車上には葉っぱが落ちてるという違和感があったが、季節が変わる前なのがわかる
  • 車はしばらく放置されていたのはわかったが、エンジンがかかった

となります。

『千と千尋の神隠し』は物語の起承転結がよくできていて、とても面白い作品ですよね。

しかし、日本古来からの現象である『神隠し』の不思議と恐ろしさも学べた気がします。

『千と千尋の神隠し』の時間経過に着目してみると、今までとは違うまた違った楽しさを感じるかもしれません。

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