紅の豚は何が言いたい?時代背景も解説!

『紅の豚』は物語の主人公が人間ではなく豚であるという少し特徴的な設定で話題になりました。そんな『紅の豚』が作品を通して伝えたかったメッセージとは一体何だったのでしょうか。

またこの作品の時代背景についても詳しく見ていきたいと思います。

今回は、

  • 『紅の豚』は何が言いたい?メッセージは何?
  • 紅の豚の時代背景は?

について考察していきたいと思います。

ネタバレを含みますのでご注意ください。

目次

『紅の豚』は何が言いたい?メッセージは?

①数字など目に見えるものが全てではない

物語の主人公であるポルコは見事におさめた功績により、のちにエースになりました。仕事は上手くいき地位も名誉もあったポルコですが、幸せだったとは限りませんよね。ポルコは仲間も失い、華やかな表舞台を自ら降りていきます。

人間は他人が羨ましく見える生き物です。悩みがないように見えたり、幸せそうに見えたりしますよね。ですが悩みがない人はいないですし、誰しもが心の底で思うことがあるはずです。

数字などのようにはっきり見えるものだけが全てではないということ

が、作品を通して伝えたかったメッセージではないかと思います。

②周りに流されず自分の意志をしっかり持つ

『紅の豚』の物語の中では社会の型のようなものがしっかりある時代が描かれています。上からの指示は絶対ですし、逆らうことはご法度の世の中でした。ですがそんな中でポルコは少し違った生き方をしていましたよね。

政府から戦いの要請が出てもそれに従ってしまうと人を傷つけてしまうことになります。そのためポルコはその要請に従いませんでした。

周りの意見に流されず、自分は自分であるという意思を持つポルコ

を描くことによって、視聴者にもそのメッセージを伝えたかったのだと思います。

紅の豚の時代背景は?

『紅の豚』の時代背景にはいくつかの考察があります。一つずつ見ていきましょう!

考察①第一次世界大戦後

物語には「ファシスト党」や「空軍」といったワードが多く出てきます。そのため時代背景には第一次世界大戦後ではないかという考察があります。作品の舞台は1920年代なので第一次世界大戦は終結していますが、景気の悪さや描かれている描写から第一次世界大戦後ではないかと見て取れます。

物語の中でも多くの女性が働きに出かけるシーンがありましたよね。戦争で多くの男性が犠牲になり、残された女性は自らが働くしかありませんでした。このような背景からも世界大戦後であると考えられますね。

考察②世界恐慌

物語でフィオが「イタリアと比べて燃料が高い」とぼやいたシーンがありましたよね。当時は世界的な経済不振が発生していたようで、時代背景には世界恐慌があったと考えられます。

この時代は経済不振に陥っており大きなダメージがありませんでしたが、その影響を受けた国は多くあったそうです。この考察はあくまでも考察なので、時代背景に世界恐慌があったと確信をもってはいえませんが、その可能性も考えられますよね!

いずれにしても、ポルコは大変な世の中を生きているのは確かです。時代に揉まれながら我が道を行くポルコはかっこいいですね!

\『紅の豚』/
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まとめ

今回は「紅の豚は何が言いたい?時代背景も解説!」について考察してきました。

結果として、

  • 数字など目に見えるものが全てではないこと
  • 周りに流されることなく自分の意志を持つことが大切
  • 時代背景は第一次世界大戦後、または世界恐慌の時ではないかといわれている

という結果でした。

皆さまも『紅の豚』をご覧になってみてはいかがでしょうか。

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