ジブリ映画『紅の豚』に登場するジーナは、アドリア海の飛行艇乗りのマドンナとして大人気の未亡人です。ジーナの声を演じたのは加藤登紀子さんで、歌唱シーンも本当に素敵でした。
そんな超・美人のジーナですが、主人公・ポルコと結婚したのか気になるところですよね。
そこで今回は、
- ジーナとポルコは結婚する?
- ジーナは結婚しすぎ?なぜ3回も結婚?
について考察していきたいと思います。
ネタバレを含みますのでご注意ください。
ジーナとポルコは結婚する?
紅の豚といえば、このシーンのポルコの機体はエンジンを載せ替えてるので音でジーナが気づくのはおかしいんじゃないかという指摘があったそうな。
— 津久田重吾@プリキュア20周年アニバーサリーブック&キャラクターブック (@rockpeek) August 20, 2023
それに対する加藤登紀子さんの答えが
「何でかしらね。でも好きな男の足音は、靴が変わってもわかるものなのかもしれないわね」
…………悶絶! pic.twitter.com/3a9E2BM25z
紅の豚のラストはフィオのナレーションで締めくくられていますが、ジーナとポルコの恋の結末について『私たちだけの秘密』という説明でした。
これは見る人によって解釈が変わってくるとは思いますが、みなさんはどう思いましたか?
しかし、紅の豚の細部をよ~く見ると、様々なところにジーナとポルコの恋の行方が予想できることがわかりました!
ジーナは賭けに勝った!
ポルコ「ジーナジーナと、気やすく呼ぶなーっ。」🐽😡
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) November 2, 2018
カーチス「ジーナはてめえに惚れてんだ。」
カーチス「…彼女はオメエが来るのをナァ。ズーッと庭で。待ってんだぞ。」#kinro #秋ジブリ #紅の豚 #ポルコvsカーチス #ジーナの本当の想い #ジーナはてめえに惚れてんだ #顔がまっかっかなポルコ😳 pic.twitter.com/Yhto01p17T
ジーナはミスターカーチスにある賭けをしていると言っていました。
「ホテルの裏にある私庭に、昼間ポルコが訪ねて来るかどうか」という賭けをしており、訪ねてきたら、その時こそ彼を愛すと決めている。
wikipedia
結論から言いますとジーナは賭けに勝ち、ポルコと結ばれたと考察できます。
子供の頃にこの作品を見た時は、ジーナの賭けはよくわかっていなかったんですが、大人になって見た時に『ジーナさんの賭けは風流で素敵だなぁ~』と思ってしまいました。
この賭けの結果が、実はラストの映像でわかっているのです。
フィオらしき人物がパーソナル・ジェットでホテル アドリアーノに飛んでいくシーン。ホテルの玄関と反対側にある桟橋には、見たことのある色の飛行艇が…?!今度こそジーナは“賭け”に勝つことができたのでしょうか⁉️なんかしみじみしますー😢 #フィオ #紅の豚がオトナすぎて感動 #ジーナ #紅の豚 pic.twitter.com/9pcBAsd6Cd
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) November 2, 2018
これはラストのフィオのナレーションのシーンで、フィオはポルコとカーチスのドッグファイトから何年も経った後のことを語っています。
『夏の休暇はホテル・アドリアーノで取る』と語るフィオが、ある夏に訪れたと思われるシーン。飛行機には『Piccolo』とあり、フィオ自ら操縦しているようですね。
画像の右下を見ると、
フィオが訪れたのは明らかに昼間なのに、ジーナの私庭がある裏にポルコの真っ赤なサボイアが止まっているのです!
いつも夜にしかジーナの前に姿を現さなかったポルコですが、ポルコのサボイアが停まっているということはジーナとポルコは恋仲になったと言って間違いはないでしょう。
ジーナさんの賭けがどうなったかは、私だけのヒミツ……
— カーチスの野郎 (@marvel55562) November 11, 2021
#終わり方が最高に好きな映画 pic.twitter.com/hu6spMTwgx
そしてジーナの私庭の様子を見ると、誰もおらず、もう待ち人はいないと考えられます。
結婚したかは不明
紅の豚の幼馴染でいて心では想っているのに悲しい過去からお互いに踏み込めずにいるポルコとジーナの関係はほろ苦くて大人になってから染みる。" 私がこの庭にいる時、その人が訪ねてきたら今度こそ愛そうって賭けしてるの " って心に決めて待つ姿が乙女で、ジーナだけのマルコの名前呼びが好き pic.twitter.com/t9c36DSDV9
— I (@Isogoood) April 9, 2020
ジーナとポルコは結ばれたと考えられますが、結婚したかどうかはわかっていません。
ジーナもポルコもすでにかなりいい年齢だったので、結婚しなくても一緒にいれるだけでいいと思っているのかもしれません。
逆に大好きだから結婚したということもあるので、こればっかりは推測の域を超えられないですね。
どっちにしてもジーナとポルコは穏やかな愛を育んでいるでしょうし、幸せなのは間違いありません。
ジーナは結婚しすぎ?なぜ3回も結婚?
そらみんな惚れますわ #ジーナ #紅の豚 pic.twitter.com/y85jI9qWkD
— あんちゃん (@MarieAnchan) November 2, 2018
ジーナはカーチスにプロポーズされた時『3回飛行艇乗りと結婚した』と明かしていますが、3回も結婚するとはなかなかの強者だなと思ってしまいました。
しかし、なぜジーナは3回も結婚したのでしょうか?
ジーナは3人の夫を戦争や事故で亡くしている
以前もツイートしたけど、紅の豚のポルコ回想シーン
— モテナシ・マリーナ (@motenasi_marina) January 7, 2023
機番号1のベルリーニがおそらく指揮官だけどポルコ→マルコのほうが前に出て索敵してる→最初に攻撃に移ったのは指揮官のベルリーニではなくマルコ(機体番号1の機体は後続してる) pic.twitter.com/xa8YR2XwJk
ジーナの3人の夫は、戦争、大西洋、アジアで亡くなっています。
最初の夫は戦闘で亡くなり、2人目3人目の夫は(戦争による?)事故で亡くなったと考えられます。当時の飛行機はもちろん現在の飛行機よりも性能は落ちるので、飛行機事故の確率は高くなるのかもしれません。
かなり性能が良い現代でも飛行機事故は起こっているので、飛行機の操縦する限り絶対大丈夫というのはないでしょう。
ジーナも若かったので、夫を失った悲しみを乗り越え、再び恋をして『今度こそ幸せになるんだ』という思いで再婚したのではないでしょうか。
それでも3度愛する夫を亡くしているので、ジーナは悲運だと思います。4人目に愛したポルコこそは、今度こそ失わずに絶対に幸せになって欲しいですね。
ジーナは幼なじみキラー?
紅の豚で戦争中ジーナの夫が天国へ行こうとしてる時に『ベルリーニ!待て!俺が代わりに行く』て言うポルコ・・・。愛する女性が夫を失う位なら自分が死ぬと。マルコパゴット大尉が4番なのはジーナの4番目の夫になる暗示。幼なじみが故の二人の引力が儚くて美しい。#映画好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/JVRwqV0jzd
— tearra (@tearra58) June 15, 2020
ジーナの最初の夫はベルリーニという名前で、ポルコの親友でした。
2、3人目の夫もどうやらポルコの友人らしく、ジーナは幼なじみにモテるなと感じます。
『アドリア海の飛行艇乗りは、みんなジーナに一度は恋をする』と言われていて、ジーナは美しすぎるが故、近しい男性たちは皆恋に落ちたのでしょう。
ポルコも昔からジーナに対して好意は持っていた感じですし、あれだけ素敵な女性ですから、みんなが好きになるのが理解できます。
知的で美人で歌も上手いジーナは、男性だけでなく、女性の憧れの対象でもあるのではないでしょうか。
\『紅の豚』/
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まとめ
『紅の豚』のジーナは、原作漫画には登場しないキャラクターです。
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) January 10, 2023
映画では、フィオが登場するまでに時間がかかることや、物語に膨らみをもたせるため誕生したキャラクターです。
当初は、空賊が暴れているせいで店が流行らず、店を閉じて故郷に帰るという設定も考えられていました。 pic.twitter.com/zazAhgRbSA
ジーナとポルコは結婚したのか、なぜジーナは3回結婚したのかについて考察してきました。
結論とすると、
- ジーナとポルコは結ばれたと考えられるものの、結婚したかは不明
- ジーナは3人の夫を戦争や事故で亡くしていた
- 悲しみを乗り越えて今度こそ幸せになるという気持ちで結婚していた
ということになります。
ジーナの3回結婚した理由がとても悲しく、ポルコとは末永く幸せにいて欲しいですよね。
皆さんもラストシーンに注目して、ジーナとポルコのその後を想像してみてはいかがでしょうか?