シータとパズーが「バルス」と呪文を唱えたことで、ラピュタの黒い半球体部分が崩れ去り、ぐんぐんと上昇していったラストが印象的です。
ラピュタを見てた子供の頃、「ラピュタはどこまで昇っていったのかなぁ」と漠然と考えておりました。
そこで今回は、
- ラピュタは最後どこまで行ったのか?宇宙?
- ラピュタのロボットは最後どうなったのか?
ということについて考察していきたいと思います。
ネタバレを含みますのでお気をつけ下さい。
ラピュタは最後宇宙まで行ったのか?
ラピュタの最後のシーン
— ウルフェ (@wulfe_222) August 30, 2019
飛行石の揚力?浮力?で天に登っていったけど…
この場所って、バランス悪くないか?
コロンってひっくり返って、飛行石バビューンと空に消えて行きそう pic.twitter.com/yw01sbin8A
ラピュタは最後宇宙まで行ったのかを考察するには、飛行石がどんな力を持っているのかによるのではないでしょうか。
宇宙となると浮力、引力、重力などが関係してきて、一気に話が難しくなってくる気がしてしまいますよね。
なので、そこまで物理的に難しく考えることはせず、簡単に考察していこうと思います。
ラピュタは宇宙まで行っていない!
竜の巣の中でお父さんの面影にパズーが声をかけるところで無音になる〜ラピュタに着いて音楽とともに全貌が映しだされるシーンがすき pic.twitter.com/7EdhhBymnn
— conomi (@conooo_) August 12, 2022
まず、飛行石が持つ力は
重力に逆らう力ではなく、物体を浮かせる力だと考えられます。
滅びの呪文を唱えたことで、ラピュタの核部分である黒い半球体は崩れ去り、植物や建物だけになりました。
するとラストシーンで緩やかに上昇していったラピュタ。
ロケットの打ち上げをテレビで見たことがある方も多いと思いますが、ロケットの打ち上げ速度は秒速の世界です。
ラピュタのような上昇速度では宇宙まで行くことは不可能だということがわかります。
ラピュタが大気圏まで行ったのかは不明ですが、ある程度のところまで行き、浮遊しているのではと考えることができます。
ラピュタの高度が気になる!
今日21時から天空の城ラピュタあるけど
— でみぐら (@demiiigr39) August 12, 2022
龍の巣みたいな雲みつけた!#ジブリ#バルス#フライング pic.twitter.com/dJJcS9tD24
ラピュタに上陸したシータやパズー、ドーラ一家、軍の人間たちは普通に動くことができていました。
またラピュタには、動物がいて植物が育っていましたね。
人間が生命維持の限界を迎えるのが高度8000mと言われるので、ラピュタは8000m以下で浮遊していることがわかります。
世界最高峰と言われるかの有名なエベレストは8849mで、山頂部は空気も薄く、酸素ボンベは不可欠でしょう。
アニメの世界なので、深く考えすぎても仕方がないのですが、もしラピュタが実在した場合を考えると、
ラピュタの高度は2000m~5000mなので、地球の高山くらいを浮遊していることになります。
2000m台では、日本の上空を浮遊しているとかなり山に引っかかってしまい、不思議な状況に陥ってしまいますね。
やはりあまり深く考えず、ラピュタはかっこよく空高く浮いていて欲しいと思いました。
ラピュタのロボットは最後どうなったのか?
【天空の城ラピュタ】
— CameraDrop公式 (@camera_drop) July 2, 2014
安定のスタジオジブリ。
幻の天空の城ラピュタを巡り軍隊、海賊などがなんかごちゃごちゃとするアニメ。
名言が多いのと、ジブリ作品でなかなか見ないほどの悪役、ムスカが出てくる所がマル。
#カメドロお勧めアニメ pic.twitter.com/AUpWxlqMah
ラピュタのロボットは、戦闘用と園丁用で役割が完全に分かれています。
シータとパズーがラピュタに着いた時、園丁用のロボットがいて、鳥の巣をつぶさないように乗り物をどかしていましたね。
ロボットなのに優しい心を持っているんだなと思いました。
一方、戦闘用のロボットは全てを破壊する恐ろしい面が目立っていましたが、シータを守ろうとする行動も見せています。
なぜなら、あのロボットたちは、ラピュタとラピュタ族を守るために造られたからです。
ロボットたちのその後
テト(キツネリス)って「天空の城ラピュタ」にも登場してたのね。あのお話も最後号泣するんだよねー優しいロボットが昇っていくとこ(*´∀`) #風の谷のナウシカ pic.twitter.com/bMnfdKzMI1
— くるみ (@dwjewjd) January 4, 2019
ラピュタ崩壊後、たくさんの戦闘用ロボットたちが落下していく様子が描かれていました。
黒い半球体が崩壊したことで、ラピュタ自体の戦闘能力がなくなり、戦闘用ロボットは戦えなくなりました。
なんだかとても切ないですよね。
戦うためだけに造られ、不要になったら捨てられるという悲しい現実が垣間見えます。
しかし、園丁用のロボットは、最後のシーンでいつもと変わらない様子で庭を見回っている様子が描かれていました。
ロボットなのでいつか壊れてしまうのかもしれません。
それまでは、園丁用のロボットがずっとラピュタを守り続けるのだろうと思います。
まとめ
ラピュタの大好きなシーン。ロボットが優しい。きゅん。 #ラピュタ #ロボット兵 #シータ pic.twitter.com/rHoFsVC6Jh
— 池田めぐみ【さいたま市議会議員】元TBSラジオパーソナリティ (@megu5182) August 30, 2019
ラピュタは最後どこまで行ったのか、ロボットはどうなったのかを考察してきました。
結論とすると、
- ラピュタの飛行石が持つ力は浮力なので、宇宙へは行っていない
- ラピュタが実在した場合、地球の高山くらいの高さを浮遊していることになる
- 戦闘用のロボットたちは戦うことができなくなり落下していった
- 園丁用のロボットはその後もラピュタの庭を守り続けている
ということがわかりました。
ラピュタの高度を意識して、また「天空の城ラピュタ」を鑑賞してみようと思いました。